【札幌市中央区の不動産売却】一括査定サイトの上手な使い方（１）｜不動産・一戸建て・マンション・土地ならハウスドゥ！札幌大通店

 

不動産一括査定サイトとは

 

 

不動産の情報や個人情報を一括査定サイトで入力すれば、一度に複数の不動産仲介会社に対してまとめて価格査定を依頼することができるというシステムです。価格査定はすべて無料です。

 

「一括査定サイト」のほか、「オンライン一括査定」「査定比較サイト」などの名称のものがありますが、どれも基本的な仕組みは同じものです。現在主なもので１５社ほどのサイトが運営されています。

 

一括査定サイトは多数あり、どこを使おうか迷ってしまうこともあると思います。サイトによって使い勝手の違いや特徴がありますが、サイトの比較は次の機会に譲るとして、今回は一括査定サイト全般のメリット、デメリットを理解して上手に使う方法を解説いたします。

 

不動産一括査定サイトの仕組み

サイト内のフォームに、査定を依頼する物件の所在、面積などの基本的な情報、お客様の氏名や連絡先を入力すると、査定依頼先の不動産会社の候補が出てきます。不動産会社の詳細を見て、選別することも可能です。つまり自分のニーズに合わないと思う会社は除外もできるのです。

 

自動メールで査定結果が送られてくるとイメージしている方も少なくないようですが、査定を担当する不動産会社から電話やメールで連絡が入ります。

 

サイトによって若干の差はあるかもしれませんが、これが基本的な仕組みです。

 

一括査定サイトから査定申込みのあった不動産情報・ユーザー情報は、サイト運営会社から登録している不動産会社へ配信され、実際にお客様と連絡をとったり査定を行うのは、情報を受取った不動産会社ということになります。

 

査定は無料

 

不動産一括見積もりサイトは、何度利用しても無料でコストがかかることはありません。費用がかからないのはサービス利用者にとって嬉しいことですが、それならどうやってサイトを運用しているのかと疑問を感じる方も少なくないでしょう。

 

確かにサイト運営会社はサービス利用者からまったく利益を得ていませんが、サービスを通じて利用者と不動産会社との橋渡しを行うことで、サイト運営会社は参加している不動産会社から紹介料を徴収していますので、サービス利用料がなくても運営できる仕組みがあります。

0円といわれるとつい身構えてしまうところですが、無料で利用できるのにはちゃんとした理由がありますので、ご安心ください。もちろんサービス利用者は不動産会社の査定についても如何なるお金も支払う必要はありません。

 

 

不動産一括査定サイトのメリット

 

 

不動産の価格には「定価」はありません。相場はあるものの、物件の個別要素や周辺不動産の売出し状況でも変わってきますので、複数の不動産会社に査定してもらって、相場や不動産市場の状況を確認できるのは非常に役に立ちます。

 

手間と時間を省くことができる

 

大きなメリットの一つは、「手軽」に「短時間」で複数の不動産会社に査定依頼できる点でしょう。

 

通常、複数の業者に査定依頼するとなると、それぞれ１社づつに連絡を取らなくてはなりませんし、不動産会社の情報を自ら集めるとなると、インターネットが進んだ今でもかなり時間と手間がかかります。それがオンライン上で数分で完了してしまいます。

 

 

競合により、よい効果が得られる

 

不動産一括査定サイトは、複数の不動産会社に依頼することになりますので、不動産会社には競合する会社が存在するわけです。ライバルを意識して、どの会社も最初から熱心に対応してくれることが期待できます。

 

 

信頼できる不動産会社を見つけることができる

 

 

インターネットがなかった時代は、「不動産を売りたい」と思ったら、近所の不動産会社に出向いて相談をするという方法しかありませんでした。しかし、今はインターネットを使って日本中からお客さまに合った不動産会社を探せる時代です。

 

不動産会社によって得意分野はさまざまです。（サイト名）なら、お客さまの物件を高く・早く売ってくれる不動産会社を見つけることができるのです。

 

これは、某一括査定サイトのコピーの一文です。

ここにあるように、信頼できる不動産会社を見つけるツールとしてもかなり有効です。

 

不動産を自分のイメージに近い条件で売却するためには、熱心に売却の相談にのってくれて、売却のための戦略を立ててくれる不動産会社に依頼することが不可欠です。ところが、不動産会社の中には、自社の利益を優先して、売り手を軽視する不動産会社や営業担当がいないとは言い切れません。それは不動産会社が大手だから、長く営業しているから、という尺度だけで安心できるものでもありません。

 

不動産売却において、不動産会社選びは売却活動を成功させる分かれ目となります。

複数の不動産会社の担当者と接触するのが一番の方法ではないでしょうか。面倒になりがちな部分ですが、一括査定サイトのメリットを最大限に生かすために不動産会社と積極的にコンタクトをとることをお薦めします。

 

 

担当者のスキルを見極める方法

 

 

どんなに素晴らしい不動産会社でも、当然ながら営業担当者のスキルには差があります。実際に対応してくれる担当者の力量次第では結果が伴わないことも考えられるわけです。

 

担当者の熱心さや相性などは会話をしていると感じ取れるものですが、肝心の能力があるかどうかをすぐに判断するのは難しいといえます。では、どのようにして営業マンとしてのスキルを見極めればよいのでしょうか？

 

 

資格は？キャリアは？

 

不動産業界の代表的な資格と言えば「宅地建物取引士」ですが、資格がなくても不動産の営業に携わることはできますし、営業マンが資格を保有していないからといって仕事ができないと言うことはできないでしょう。しかし資格を保有してる方は、不動産売買に係る知識を持っていると見なすことができますので、信頼度は高まります。

 

また、業界歴が長く、経験を積んでいる営業マンも期待度は高いと考えることができます。不動産業界は実力主義・成果主義の側面が強いですから、実力がないと業界で長く活躍することはできません。ですから長年不動産業界にいるは営業マンは相応の実績を上げていると考えてよいでしょう。

 

 

担当者にこんなことを確認することもスキルを試すのに有効です。

 

査定の根拠を明確に説明することができるか？

 

不動産価格の査定には、法律において、不動産を売り出すときの価額又は評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならないと定められています（宅地建物取引業法 第３４条の２第２項）。

 

なぜその価格になったのか、不動産会社に説明してもらうことには全く遠慮することはありませんし、査定根拠をしっかり説明できるかによって営業マンとしてのスキルを判断することができるでしょう。

 

 

販売戦略のイメージをもっているか？

 

 

不動産売却を好条件で進めていくには適正な販売戦略が必要となります。

 

可能な限り高値で売るためのアプローチとして、「広告活動の内容」「想定される購入ターゲット層」などの具体的なプランを考えてくれる担当者はスキルが高いといえますので確認してみるのも有効でしょう。できる担当者は査定の段階で成約までのイメージを頭の中に描くものです。

 

もちろん、それだけでイコール、安心して任せられる営業マンとなるわけではありませんので、このあたりを参考にして総合的に判断してください。

 

 

次回は、不動産一括査定サイトのデメリットとその対策について解説いたします。